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今さら聞きにくい「よく聞く言葉」を詳しく解説します

プレマ株式会社
お客様コンサルティングセクション
マクロビ業界に30 年以上

岸江 治次 (きしえ はるつぐ)

2013 年プレマ入社。マクロビオティック活動歴を活かし、主に、商品の開発と営業に関わってきた。
趣味は読書と映画、好きなジャンルはミステリー。最近のおすすめ映画は「ルーシー」。
無双原理の時空の概念を捉えるのにマスト。

代替ミルクってなに?

投稿日:

今まで「朝は牛乳派」でしたが、最近、豆乳にハマっています。他にもアーモンドミルクなど「代替ミルク」と呼ばれる商品がありますが、牛乳と比べて、どちらがいいのでしょうか。(千代田区・ソイラテはグランデで)

A.牛乳を飲まなくても、植物性のミルクで十分

答える人  プレマ株式会社 お客様コンサルティングセクション 岸江 治次

日本人が牛乳を飲むようになったのは、戦後のこと。ヨーロッパやアメリカと比べて、日本人は歴史的に牛乳を摂る習慣はありませんでした。私が小・中学生だった1970年前後の学校給食はパンと牛乳の組み合わせで、ご飯は一切出てきませんでした。
 
近年は、学校給食にもごはん(お米)が出されるようになりましたが、牛乳が広まった背景は、経済的・政治的な影響力が大きく、健康や栄養のためではありませんでした。そもそも日本人には牛乳の成分のひとつ、乳糖を分解する酵素がありません。それでも普及させるために、無理をして抗生物質を投与したり、牛の成長を早めるためのホルモン注射が打たれます。そのほかの要因も重なって、日本では牛乳アレルギーの人が増え、いまでは食品に牛乳や乳成分が含まれる場合は、アレルギー表示が義務づけられています。
 
文字通り、牛乳の代わりになるミルクが、植物性である代替ミルクです。もともと牛乳を飲む食文化のあった欧米でも、いま代替ミルクがブームなのは、ヴィーガン志向が高まっていること、また牛を飼育することで、環境に負荷がかかることも要因になっています。牛に穀物を与えて、それを人間が食べる。こういう間接的な穀物消費をした場合、そのまま食べる場合と比べて、10倍の穀物を消費します。これらを育てるための水も含めると、環境に与える負荷が大きすぎるのです。
 
代替ミルクで有名なのは、ひとつめに大豆由来の豆乳。ただし豆乳はたしかに牛乳アレルギーには無関係ですが、摂り過ぎると、大豆アレルギーになる場合があります。日本人は従来、味噌や醤油などの発酵食品で大豆を摂取することが多く、大豆をそのまま飲む習慣は、ごく最近のことです。 
 
また「第三のミルク」といわれるものには、アーモンドミルクがあります。これが代替ミルクでは、一番オーソドックスで、世界でも一番よく飲まれています。牛乳にある乳糖がなく、癖がなくて飲みやすいです。最近ではアーモンドミルク入りのラテも人気です。あとはココナッツミルクです。料理にすごく合わせやすいので、昔から料理の風味付けにも、よく使われています。
 
麻の実由来のヘンプミルクもあります。実は昔から、日本では麻の実が漢方薬の成分として使われています。おもに整腸効果があるので、おなかの調子をよくしたい方にはヘンプミルクがおすすめです。
 
もうひとつ有名な代替ミルクが、お米由来のライスミルク。ただ日本では研究があまり進んでおらず、おいしいライスミルクは、たいてい海外産です。
 
これら代替ミルクは牛乳アレルギーの方でも安心して摂取できます。カロリーも低めでコレステロールもゼロです。しかし添加物や甘味料が含まれている場合があるため、なるべく含まれていないものを選びましょう。
 
最新の栄養学では、牛乳からタンパク質などの栄養を摂ることは、必ずしも必要ではないとされています。ただ、絶対に摂ってはいけないというわけではなく、アレルギーのない方は、あくまで嗜好品として飲めばいいでしょう。
 
ミルクは牛乳だけではありません。ミルクを選ぶ際には、代替ミルクも選択肢に入れてはどうでしょうか。

- 基本のき - 2021年2月発刊 vol.161 -

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