気持ちよく暮らすには、自然と調和する生活が一番です。自然は私たちの体にあった食物を与えてくれているのですから、その食物を素直に認めて受け入れることで、健康で快適に生きることができます。これがマクロビオティックです。要は自然の秩序を食事のなかに具現化することです。この秩序に沿って生活すれば健康になり、これを知らずに過ごせば、のちに必ず病気や不幸に見舞われるといわれます。
「自然と調和する」とは、自然のリズムに合わせて生きることです。それは季節のものを食べるということ。その時々の環境に身体のリズムを合わせていくことです。たとえば、夏に育つトマトやナスは体を冷やす効果があり、暑い環境では体を内から冷やしてくれて気持ちよく過ごすことができます。しかし、秋になってもたくさん食べていると体を冷やしすぎることになり、やがては「冷え」として影響が出てしまいます。昔から「嫁に食わすな秋なすび」といわれているゆえんがここにあります。けっして姑が嫁に意地悪した話ではなく、嫁をいたわることだったのです。
また、自然の秩序、自然のリズムを理解するには、「自分」が自然のかけらであることを自覚しなければいけません。植物も動物も等しく自然のかけらであり、そこに優劣を加えることが「傲慢」という人間にとって一番恐ろしい病になります。玄米食と味噌汁、季節の野菜だけで気持ちよく暮らせるとしたら、こんな簡単なことはありません。
滞らないと気持ちよい
人の身体を、ひとつのパイプに見立てると、流れよく滞ることのないきれいな配管が健康の秘訣といえます。家の中で、配水管などの詰まったところを掃除することで気持ちよく過ごせるように、おなかの中も掃除をしなくてはなりません。
食物繊維はおなかの掃除に最適です。ついつい食べ過ぎてしまったり、自然の秩序に反したものを食べたりすると、身体のパイプに汚れやつまりが生じます。玄米菜食が身体に良いのは、それらがもつ食物繊維によります。
食物繊維には、不溶性と水溶性の2種類があります。不溶性食物繊維は、穀類・豆類・野菜類・芋類に含まれ、水溶性食物繊維はこんにゃく・海藻類・果物類に含まれます。不溶性食物繊維は、水に溶けず、水分を吸収して膨らみ、便の量を増やしてくれますが、摂り過ぎると便が硬くなるといわれます。一方の水溶性食物繊維は、水に溶けるとゲル化して働きます。どちらか一方に偏るのではなく、2種類の食物繊維のバランスが大切です。
身体のお掃除屋さん「有機アガベイヌリン」
イヌリンは水溶性食物繊維で、偏りがちな現代の食生活において、身体環境を整えてくれる強い味方として注目されています。イヌリンは砂糖やデンプンなどの糖類の仲間ですが、食べてもほとんど吸収されず、体外へ排出されます。なめるとうっすら甘くておいしいので、そのままなめるだけでも身体に良いおやつになります。水に入れるとあっという間に溶けるので使いやすく、ドリンクや料理に加えたり、デザートのトッピング、スムージーやドレッシング、ソースに加えたり、大活躍します。
弊社で販売している「有機アガベイヌリン」は、100グラム中に90・5グラムの水溶性食物繊維を含んでいます。毎日少しずつ摂ることで、確実に水溶性食物繊維の恩恵にあずかることができます。気持ちのイー生活よりも、チョー気持ちいい生活を。