最近のニュースでWHOが遂に漢方を認めたことを知りました。今年はいよいよ西洋医学一辺倒が、転換してゆく年になるかもしれません。そもそも西洋医学の創始者といわれているヒポクラテス自身は「食物で治せないものは医者でも治せない」と発言していた人です。また日本でも明治17年に一片の法令で葬られてしまった伝統的東洋医学が、食養の先達によって地道に統合的に研究深化されてきた結果、最近になって再評価を得てきたのです。
時は過ぎゆく、大地は過ぎゆく、人も過ぎゆく、大きな新しい時代が始まっています。テーマは、歌の文句ではありませんが、めぐる季節のなかで、あなたはなにを食すだろう。
まずは調味料から
マクロビオティックでは毎日使うものが大切で、たとえ量は少しでも毎日口にするものから代えていくことがコツであり要なのです。食の重要性をお話しするときに、往々にして食品添加物や農薬の害の話から入ると、「それでは、何も食べるものがない」と錯覚する人も少なくありません。しかし、日常的に使うものを見直すだけでも、食の体に与える影響を自覚することができます。
たとえば、人間の健康に画期的な変化をもたらす調味料として醤油があります。整腸作用や、がん抑制、抗コレステロールなど生活習慣病の予防になる要素満載の醤油は、日本の伝統食の誇るスーパーフードです(ただし、適合する醤油は丸大豆、2~3年醸造であること)。醤油を見直すだけでも、カラダに良い結果をもたらせてくれます。どこで手に入れていいのかもわからない方には、プレマ取扱いのラインアップ『プレマシャンティ』をお薦めします。本物の醤油には抗酸化作用があり、腸の調子をよくします。また、常備しておくことで調味料としてのみならず。手当法に利用できます。風邪をひいたり、体の不調を感じたりするときに、一番簡単で一番確実なマクロビオティック手当法は、梅しょう番茶です。
本物の醤油と梅干しの力
梅干し(土用干しした本物の梅干しを使用)を一粒、用意して湯呑みに入れて種を取り出し、醤油を入れます。よく練って三年番茶を注ぎ、生姜を少し加えて飲みます。醤油の持つ力と、梅干しのパワーで胃腸を整え、カラダの排毒を促してくれます。でも、体調を崩したときに、梅干しと醤油を用意して、練る作業はけっこうエネルギーが要ります。手軽に梅しょう番茶が飲めると喜ぶ人がたくさんいます。
そこで、プレマが開発したのが「ぬくもりめぐり茶」です。原料に有機醤油、有機梅干しを使い、有機番茶もしょうがも入っております。お湯を注ぐだけで手軽に梅しょう番茶を楽しむことができます。しかも梅エキスを入れることで、従来の梅しょう番茶にない飲みやすさも兼ね備えています。
プレマの梅しょう番茶が美味しい秘密は酸味とのバランスにあります。
海外でマクロビオティックがはやり、世界のホテルがセレブ向けにマクロビオティック料理を導入しだしたころ、日本では先駆けとなったWホテルで、とてつもなくおいしい梅しょう番茶が出されていました。さすが一流シェフだと感心し、その飲んだ時の美味しさが忘れられなくて材料を試行錯誤して美味しい味を見つけたのです。それがバランスのある酸味でした。その酸味を探したのですが、なかなか適度な材料が見つかりません。構想10年、試作5年を経て、プレマにより世に出ることになったのが、ぬくもりめぐり茶です。
冷えを感じやすい方や、日々ストレスにさらされている方に特におすすめですが、食事をコントロールすることを全くご存じない方にこそ、一度口にしてもらい、身体の変化をわかってもらいたい一心で開発しました。あなたも今日から食生活を見直す良い習慣の一つにお使いください。
企業様コンサルティングセクション
岸江 治次(きしえ はるつぐ)
2013年プレマ入社。マクロビオティック活動歴を活かし、主に、商品の開発と営業に関わってきた。趣味は読書と映画、好きなジャンルはミステリー。最近のおすすめ映画は「ルーシー」。無双原理の時空の概念を捉えるのにマスト。