明けましておめでとうございます。PBWF(プラントベースホールフード=植物性の食材を可能な限り精製加工しないで食べる)生活を実践し、9年目の新年を迎えます。以前より豊かに美味しく食べ、前とは比べものにならないくらい体調が良い充実感を多くの人にお伝えしたい。そんな活動を実践しています。今年は新たに3つのチャレンジが決まっていて、気力みなぎるスタートを切ることになりました。
3つのチャレンジ
一つ目は、コリン=キャンベル博士の著書『WHOLE』の翻訳が完了し、一月末に出版させていただくことです。『WHOLE』は、PBWFが健康に関するさまざまな問題を解決できるのに、その考え方が広く浸透しない、その理由が書かれた本です。この本を多くの方に読んでいただき、食と健康の深い関わりを知っていただくというのが今年の目標のひとつです。
二つ目は、3月に会員数2万6千人を誇る日本最大規模の医学会である日本循環器病学会で、10月にはアジア太平洋心臓病学会主催の講演会で、講演をさせていただくことです。これまで一般の方向けには食と健康のお話をしてきましたが、医学会で食事の講演するのはこれが初めてです。これは食事で病気を予防し治療が可能だということを医師に訴える大きなチャンスです。循環器病疾患は特にPBWFによって早く結果が得られることが知られているため、この分野の先生方に心臓病と食のかかわりについてお話しできるのは医学会に風穴を開けるきっかけになると考えています。
そして最後は、昨年末に当院でスタートさせたリトリートを広く知っていただく年にするという目標です。
やっと形にできました
今までアメリカ、トゥルーノースヘルスセンター、ヒポクラテスヘルスインスティチュート、メキシコのサノヴィヴヘルスインスティチュートなどにメディカルリトリートの体験と勉強に出向き、日本で実践する方法を試行錯誤してきたのですが、ようやく形にすることができました。リトリートとは、日常から離れ、リラックスした環境で目的に応じたトリートメントやレクチャーを受け、心身のケアをおこなう海外で人気のプログラムです。リゾートスパなどで施術を受けるだけではなく、食事やレクチャーなどを通して総合的に健康へアプローチし、定着をはかります。リトリートは癒しと医療の中間に位置する新しいプログラムですから、医師である私が実践することに大きな意味があると考えています。
海外では長期滞在型が主流ですが、忙しく休みの取りづらい日本人向けに、まずワンデイリトリートを始動させました。1日というと随分短いように感じますが、私が運営するカフェ「CHOICE」ではこれまでに、朝食・昼食・夕食をここでとっただけで体が違う、という感想を多くの方から頂戴していました。ですから、まず1日分の食事をCHOICEで担当させていただきながら、たっぷりとリラックスできるメニューを立ち上げました。
変わるきっかけに
元々美容を中心に診てきたクリニックですから、美容に特化した「ビューティーコース」と、通常の人間ドックなどでおこなうものとは違う検査を受けていただき、ご自身の健康状態の把握と今後の健康へのアプローチをアドバイスさせていただく「検査充実ヘルスコース」の2種類を準備しました。PBWFをご自分で始められる資料もお渡ししますので、意識を変えるきっかけにしていただけると思っています。健康の獲得と維持は何物にも代えがたい宝物です。私も食と生活習慣を整え健康に美しく年を重ねることを常に心掛けています。
◎鈴木形成外科リトリートのお問い合わせはこちらから
https://haruesuzuki.com/medical-retreats/