オルタナティブファーム宮古

日本のサトウキビの生産量は世界第１位のブラジルの６００分の１程度で、製糖される粗糖には５倍程度の価格差があります。また、栽培面積や人件費の違いを考えれば、今後もこの価格差が縮まる要素は少ないです。「生 …

サトウキビの茎には節があって、±30度程度の自由度で、屈曲自在に成長の方向を軌道修正できます。これはヒマワリの花が太陽に向くのと同じ仕組みで、オーキシンという茎の成長を促進するホルモンが一方（ヒマワリ …

大きく葉っぱを広げるバナナ。葉は風で裂かれても、光合成を続けます 数千年以上にわたる進化や淘汰の歴史のなかで、突然変異によるバナナ自身の変化や、栽培繁殖や種の交雑などの人為的な努力が相まって、いま私た …

サトウキビ畑の様子。冬場は穂が揺れて、畑が銀色に染まります 自覚なく過ごしてきたことに対する反省の念もある私。しかし47歳という年齢は、300年前でいうと、とっくに現役を離れ、隠居生活を送っている年頃 …

玉城デニー知事とオンライン体験の記者会見　（右上）出張型体験の様子。栃木のこども園にて　（左下）オンライン体験で使う栽培～収穫～黒糖作り体験キット　（中央下・右下）サトウキビの栽培の様子。東京・福島の …

扇芭蕉。殻が割れると、美しい青色の毛に包まれた種が現れます 芭蕉科の植物には、食用のバナナのなる実芭蕉や、紙や布の原料に使われる糸芭蕉があります。今回紹介する扇芭蕉も、かつては芭蕉科に分類されていまし …

「美味しく・楽しく・学べる」体験型観光での案内で、初めて見る・知る内容に「へぇ～ほぉ～」と驚き、感心、納得していただくことが多いお話をご紹介します。 バナナやサトウキビが地上5メートルの高さに成長して …

左:バナナの幹の断面、右:バナナの葉鞘の内部構造 植物分類では「バナナは草」というお話には、過去にも少し触れました。 (1)蜂の巣のように「隔壁」を作って葉面の強さを保ち、(2)葉っぱが放射線状に重な …

昔ながらの平窯。大きい表面積で水分を蒸発させます 今月は、砂糖の歴史を簡単にご紹介します。黒糖作りの工程はシンプルで、圧搾機で搾ったサトウキビのジュースを釜で焚き詰めて、型に流して冷やし固めたらできあ …

今月は、砂糖の歴史を簡単にご紹介します。 研究によれば、サトウキビの原産地はニューギニアあたりで、紀元前8000～1500年ごろ。歴史に残っているところでは、紀元前327年に、マケドニアのアレキサンダ …