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中川信男の多事争論

「多事争論」とは……福沢諭吉の言葉。 多数に飲み込まれない少数意見の存在が、 自由に生きるための唯一の道であることを示す

プレマ株式会社 代表取締役
ジェラティエーレ

中川信男 (なかがわ のぶお)

京都市生まれ。
文書で確認できる限り400年以上続く家系の長男。
20代は山や武道、インドや東南アジア諸国で修行。
3人の介護、5人の子育てを通じ東西の自然療法に親しむも、最新科学と医学の進化も否定せず、太古の叡智と近現代の知見、技術革新のバランスの取れた融合を目指す。1999年プレマ事務所設立、現プレマ株式会社代表取締役。保守的に見えて新しいもの好きな「ずぶずぶの京都人」。

【保存版】高周波をシールドして、
アースすると身体は蘇る①

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有害電磁波問題に向き合って、約25年が経過しました。この問題に関心を持ち始めたのは、自分の生まれ育った家が屋内型の変電所の前だったことからです。住宅街の中にある変電所だったために、外から見ても、それとはわからない外観にはなっていますが、たまにメンテナンスの人が出入りしているドアの中をのぞき込むと、重厚かつ無機質な高圧配電設備が、ずらっと並んでいたのです。
 
家族がどんどんガンで他界し、あげくの果てに飼い犬までガンになったことから、当時から自然療法の勉強を開始していた私は、「明治生まれで、肉もほとんど食べなかった祖母が、どうして大腸ガンになったんだろう」との疑問から、有害電磁波問題に向き合うことをスタートしました。食べ物が原因とは思いがたい、明治生まれの祖母の発がん要因を考えていけばいくほど、家の目の前にある変電所からは、いったいなにが漏れ出ているのかと思い、書店で「電磁波」という文字がタイトルに入っている本を見つけては、片っ端から読みました。
 
いま考えれば、間違った情報が満載の書籍ではありましたが、目に見えない「電磁波」という要因に、その可能性を見いだしていたのでしょう。また当時、ある市民団体の窓口で、おもちゃのような電磁波測定器が数万円の値段で売られていたので、それを入手して、計測してみて驚きました。そこには、なにも見えないのに、強い磁気が存在していたのですから。

電磁波と放射能問題のその後

より精密な測定を進めていくうちに、送電線や変電所から発せられる電場や磁場のほかに、さらに深刻であるのが、住宅そのものとセットで存在している屋内配線(建物内の隠蔽されて見えない配線)や、家庭電化製品、OA機器類からの電磁波であることを発見しました。郊外に行くと、つい送電線が見えるだけでここは危険と思ってしまう心理的影響はありますが、実際に高精度の測定器で測定してみると、目に見えるインパクトほどではなく、ほんとうの危険性は、むしろ住宅街や、住宅そのものの中にあることがはっきりしてきました。この話と似た説明をするとすれば、たとえば500m先の空中にある高圧線よりも、住宅街やビルのあちこちにある変電所、家から至近距離にある電柱についているトランス(鉄製の円柱型のもの)のほうが、よほど数字としては深刻であり、見た目に惑わされてはいけないのです。
 
そのようなことを啓発する日々が続いているなかで東日本大震災が発生、大量の放射性物質が原発から漏れ出したのです。目に見えないことは見える化しないと、根拠のないイメージにしかなりえないと直感し、従来からあった各国の電磁波測定器メーカーとの繋がりを通じて、空間放射線量を測る機器をすぐ送って欲しいと懇願、市民レベルとしてはいち早く測定器と一緒に福島に入りました。その後、プレマ基金として資金を用意して、数十台の測定器を福島県下で配布し、安全の確認と生活再建に役立てていただきました。未だに東日本のものは危険で、西寄りのものは安全というイメージだけで食品を選ばれる方がいますが、なにごとも測定してみないとわからないという前提のもと、私たちプレマのオリジナル食品においては、全産地のものの放射線量測定を続けています。
 
電磁波も同じことで、印象でものごとを論じると、単なる被害妄想、または過小評価に繋がり、「見えないものを、見える化する」ということは、私の基本的な仕事の進め方として定着しています。印象だけでなにかを論じることは、根拠のない風評被害やデマの温床になるからです。

日増しに深刻になっている


ご存じのように、現在は街に5Gのデータ通信のアンテナと通信シグナルが広がり、世界的にみて日本が遅れていたWi-Fi網の構築も急速に進んでいます。情報格差をなくすとの美名のもとで、地方にもそのネットワークは加速度的に広がっています。二酸化炭素排出削減のお題目のもと、電気自動車やハイブリッドカーなど、強磁気を密室内で受ける移動手段が普及し、再生可能エネルギーという聞こえのいい言葉の裏側で、太陽光発電由来の高周波が家庭内を覆っています。
 
キッチンや洗面所でいえば、安全という建前でIHクッキングヒーターが設置され、電子レンジやハイパワーのドライヤーもあります。そして家じゅうを覆うWi-Fiの電波、くわえて隣の家のシグナルまでがやってきます。そんな環境のなかで、ずっとスマホを握りしめ、それを便利で文明的な生活だといって喜んで享受しています。また新しく家を建てれば、利便性のために部屋じゅうがコンセントだらけ、たとえ田舎に住んでも携帯はバリバリつながり、これまで例示したいずれに対しても、ノーガードです。
 
これでいいのでしょうか? 食を正せば健康になれるという、牧歌的な時代は終わりました。風水で家相を変えられるような微弱なエネルギーの世界は、粗い高周波や家庭内の屋内配線、家電由来の強磁気と強電界によって無力化されています。
 
この高周波と配線、家電由来の電磁波の問題を一気に解決する方法を独自に編み出しましたが、残念ながらここまでで文字数が尽きました。また次号で、その詳細と想像外のびっくり効果についてご説明いたします。

自分を、自分の力で温める不思議な力

つい、カイロはどこかと探してしまうあなたのために、自律神経を甘やかせてしまう鉄粉発熱体の長期的な副作用はあなどれません。寒いからといって熱いものを体に貼り付けると、私たちの自発的な体温調整機能が弱まってくることも。自分から発せられる熱によって遠赤外線を放出、体内の深いところの血行を促進してくれるのがアルファウェーブ。電磁波に害されて国民総冷え症日本人のための、冬の必需品です。

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【保存版】高周波をシールドして、アースすると身体は蘇る①

- 中川信男の多事争論 - 2021年12月発刊 vol.171 -

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