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今さら聞きにくい「よく聞く言葉」を詳しく解説します

食事の適量とは?

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一人暮らしを始めて自分で食事を用意するようになって、食べ過ぎているような気がします。1日の食事の適量というのはどのくらいなのでしょうか。食べ過ぎを防ぐために知りたいです。(一人暮らし一年目の大学生)

 

A.腹八分目以下で健康かつ若々しく過ごせる

答える人  プレマ株式会社 お客様コンサルティングセクション 岸江 治次

適切な食事量というのは、一人ひとり違います。それは、私たちは一人ひとり、生まれた境遇も育った環境も違いますし、もって生まれた体質もあるからです。また、その人の毎日の活動量にもよります。基本的には自分が満足する量を食べれば良いのですが、その量が適切かどうかは、最終的には体重の増減で判断ができるといわれています。太るようなら食べ過ぎで、痩せるようなら食べる量が少ないということがいえます。

食事量の基準として、厚生労働省が定めている「日本人の食事摂取基準」というものがあります。この基準では、体重と年齢、3パターンの活動量から、一日に必要な食事量をカロリー換算して導きます。栄養学では最近、カロリーだけでなく「PFCバランス」も重視されるようになっています。PFCバランスとは、三大栄養素である、タンパク質、脂質、炭水化物のバランスのことです。ざっくりというと、タンパク質:脂質:炭水化物=2:3:5のバランスが良いとされています。ただ、これらの数値には大きな落とし穴があります。これらの数値はあくまでも平均値から導かれた基準であり、架空の数字です。日本人の食事摂取基準にしても、架空の理想体型を前提として基準が作られています。だから、一人ひとりの体質や生活スタイルに合うとは限りません。

マクロビオティックでは、食べ物というのは生き物であり、食べ方=生き方と考えます。だから、食べ物をすべて数値化することはできないし、数値換算したものを食べていれば良いということにはなりません。人間という生き物がなにを食べれば健康に生きていけるかを考えたときに重要なのが、歯の数です。人間の歯は、臼歯20本、門歯8本、犬歯4本で構成されています。臼歯は穀物を食べるための歯、門歯は野菜を食べるための歯、犬歯は肉を食べるための歯です。つまり、穀物:野菜:肉=20:8:4=5:2:1のバランスが自然に沿っているという考え方ができます。穀物を中心に、肉は少な目です。肉は、消化に大量のエネルギーを使うことがわかってきています。肉をたくさん食べると胃が疲れてしまい、それを休ませるために睡眠時間が多く必要になります。人間という生き物は肉をたくさん食べなくても健康に生きていけることが、科学的にも解明されてきているのです。

食「品」を「山」ほど食べてかかる「病」という意味をもつのが、「品」「山」「やまいだれ」を合わせた「癌」という字です。この字が表すように、昔の人は食べ過ぎを戒めていました。江戸時代に水野南北という観相学の大家がいました。観相学とは、人相からその人の運命を見るという学問です。水野南北がいろいろな人の人相を見るなかで行きついた結論が、どんなに悪い人相の人であっても、食を慎むことによって人相が変わり、運命を変えることができるということです。

「腹八分目で医者いらず」「腹六分目で老いを忘れる」「腹四分目で神に近づく」という言葉があります。これらの言葉は、人間は食事の量を少なくするほど、気持ち良く生きていくことができることを表しています。このことを示す実験として、摂取カロリーを25%減らした猿と、満腹まで食べさせる猿とを何十年も観察したところ、摂取カロリーを減らした猿は老化せず若々しさを保っていたというものがあります。この研究が進んで、人間は長寿遺伝子という細胞を若返らせる遺伝子をもっており、食事量を減らすとことでこの遺伝子のスイッチが入ることがわかっています。

食事の適量というのは誰かに教えてもらうものではなく、自分でコントロールしていくものです。それは、自分がどういう食べ方をしたいか、ひいてはどういう生き方をしたいかということを決めるのだと思います。

- 基本のき - 2020年1月発刊 vol.148 -

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